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アイマグブログ―宮地電機 松本真紀子

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■「ものがたり」のあるファブリック

創業170年。
歴史ある織物会社。
緞帳でも有名な「川島織物セルコン」。

この川島織物さんが手掛ける
”filo”という高級カーテンシリーズ。
私も大好きなこのfiloの最新作をチェック
して来ましたので、レポートしておきます。

今作のポイントは3つありました。

1.「アーカイブコレクション」の立ち上げ
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_1039302.jpg
織物文化館をお持ちの川島さんだから生み出せた
コレクションですね。
収蔵品のデザインからの現代風にアレンジ
されたファブリックがラインナップされています。

例えば、この”ケンラン”という名のファブリック。
収蔵品であるカシミールショールの刺繍柄から
デザインを起こしています。
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_10443014.jpg
原図ではもっと小さなペイズリーでしたが、
現代風にお柄で大胆に。

※”ケンラン”とは、絢爛豪華のケンラン。

2.モリスシリーズの充実
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_10471252.jpg
織物での再現はあまりにも難しく…
これまでラインナップになかった「いちご泥棒」が
ついに加わることになりました。

9色の糸を組み合わせることで、22段階の色の
グラデーションで構成された「いちご泥棒」。
とてつもない数の試作を重ねて、モリスの色を
作りだしてるそうです。

試作段階の配色パターンを拝見しましたが、
どれもこれも素敵なの!
本当、歴史ある織会社の職人魂に感動です。

3.「Sumiko Honda」シリーズに新柄投入
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_10581885.jpg
ハウスデザイナーの本田純子さんが手掛ける
私も大好きなSHシリーズ。
(我が家のレースもSHシリーズ!)

手描きで図案を起こし、そこに筆で色つけ、
その色やグラデーションを織物で再現する
ために、経糸緯糸の色を一つづつ選んで・・・、
これまた気の遠くなるような工程を経て生ま
れる本田純子の世界観。

ため息が出るほど、どれも素敵なのです。
↓こちらは、”ディリット”(イタリア語:真っ直ぐな)
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_1122713.jpg
アマリリスの花がデザインモチーフ。

個人的に、こちらのファブリックも気になりました。
"アウレオア"(イタリア語:天空の宝冠)
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_11112761.jpg
空気の流れを描いた大胆な構図。
5色展開で、どれも素敵なのですが、
この画像のDB色が目を惹きます。

画像では再現してきれてませんが、
とっても深みのあるブルー。
そこに、ゴールドというかカーキというか…
どちらにしてもイエローベースの曲線が
組み合わさって、そのコントラストが絶妙
でした。

この緩やかな曲線。
原画は墨で描いてあるそうです。
墨絵特有の「にじみ」を、極細のタテ糸と
箔糸で再現しているんですって。

男性の寝室や書斎におすすめということ
でしたよ。
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_11534810.jpg
■「ものがたり」のあるファブリック_b0223711_1154160.jpg
今回の展示会を通して感じたのは、
いろんな日本の良さ。
日本人の美意識・感性・デザイン・色
そして高い技術。
いろんな良さを再認識させていただきました!

そして、やっぱり私の軸にも”日本”あり。
日本人として、私もその部分大切にしなきゃね。

クオリティの高いファブリックでカーテンを
仕立てたいとお思いの方は、ぜひ"filo"を
チェックしてみてくださいね。

以上。
松本からの報告でした^^

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by imag0660 | 2014-11-28 12:04 | interior
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インテリアコーディネーター    松本真紀子

西予市三瓶町出身。松山市在住
。 「3歳になる息子の成長が日々の楽しみ。」
とほほえみながら言ってみたい...。
現実は、息子のオッパイ攻撃に手こずる日々です。


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